2025/11/18 15:38
現在大名ではブラウンの色落ちデニムを履いている若人が増えてきて
来年で30になる私(キッシー)にもついに
「あ〜中高生の時に流行ってたなぁ〜1周まわったなぁ〜」
という感覚が芽生えました。
そして同時に新鮮味に欠けてしまった以上
「いやぁ〜あれの何がええんやろなぁ〜」
と思ってしまうことに気づきまして。
ファッションには流行が存在します。
追いかけ、乗りこなし、行き渡る頃には次の波を追う。
これが大方のアパレルの勝ち筋だと思っています。
何も考えずその波に乗れば良いものの、POTATOでは
「TIMELESS EYEWEAR」
なんて銘打ってしまったものですから、こんな駄文をばらまける程度にはのんびりしているわけで。
じゃあTIMELESSってなんだろうと考えながら自転車を漕いでいたある日
TIMELESSが駐車場に停めた車から出てきたのを目の当たりにしまして。
年は70過ぎ、グレイヘアーに具志堅用高よりも少しだけ弱いパーマ
シルバーのツーブリッジにブラウンの濃いグラデーションで
ベージュのフライトジャケットにライトグレーのスラックス
これだと思いました。
きっとあの方の流行は70年代で止まっているのでしょう。
言ってしまえばそれは時代遅れ。
「ただ長くこの世にいる」それだけではあるのですが
その人のこれまでが透けて見えるような奥行きある
スタイル。天晴れでした。
やはり流行りは関係あるようでそうでもなく。
その人の一部になる眼鏡を、そんな思いが募りまして。
どなたかのスタイルに、そんな思いでセレクトした一枚です。
是非。
Cutler and Gross
0002-02
col. Rose Gold

